腰痛にならないためには
前回の続き。腰椎椎間板ヘルニア、腰痛にならないための予防法を書きたいと思います。
まずは一にも二にも日頃の生活動作ですね。
姿勢や荷物をもつときの体の使い方などです。
日頃より負担の掛かる姿勢や生活動作をしていけば、その負担が積み重なって、大きな腰痛を招きかねないからです。
姿勢でいうと、適性な腰椎前弯を保つ意識が大切です。
(イメージとしては頭のてっぺんについた糸が天井から引っ張られている感じです)
特に座っているときは立っている時よりも姿勢が崩れやすくなるため、腰の前弯しているところにクッションなどをいれ強制的にその状態をキープできるようにしてあげることも大切です。
そしてどんなに正しい姿勢でも、同じ姿勢でずっと長く、保つことは腰にとって大きなストレスになるので、適度に立ち上がったりする必要があります。
立ち続ける場合では、足台などを利用して足の位置を絶えず変える、少し腰を丸くした休めのポーズをするなどして体勢を変えてあげましょう。
動作でいうと、下のものを持ち上げたり、作業をするときは中腰ではなく、膝をつくなどしてしゃがむ癖をつけてあげましょう。
人の椎間板内に圧力計につないだ針を直接さして、実際に色々な姿勢でのストレスを計測したデータには、腰を少しかがめて物を持つことが一番負担が掛かる動作との結果がでていますからね。
そして重たい物を持ち上げる時はしゃがんで物を自分の体に近づけて、腰の前弯を意識しお尻、太ももの筋肉で持ち上げるようにしてあげることで腰への負担は限りなく減らすことが出来ます。
間違っても重たい荷物を面倒だからと中腰で持ち上げたりする癖がついているとその時は痛くなくても、将来的に腰痛のリスクは限りなく高まります。
痛くないと中々意識するのは難しいかもしれませんが、痛くなってからだと、とても辛い思いをすることになるので痛くなる前から意識して予防してあげましょう。
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