上体起こしと腰痛のリスク
日本バスケットボールボール協会が昨年から指導者抑制の場で、仰向けで上体を起こす腹筋運動を推奨できないトレーニング法として周知を進めているとのこと。
協会が参考にしたのがカナダの大学の名誉教授の研究で膝を曲げた状態か伸ばした状態かに関わらず、上体起こしで脊椎が圧迫される力は米国立労働安全衛生研究所が定めた腰痛につながる基準値と同等だとする研究結果を発表。
何度も繰り返すことで、背骨の間にある椎間板を痛めヘルニアなどの障害が起こるという。
実際に上体起こしでは、腰に力を入れながら屈曲させていくため椎間板には相当の圧力が掛かりますし、上体起こしの場合、10回などの回数ではなく、もっと多い回数を行うことが多いと思うのでそれだけ椎間板に掛かってくる負荷は蓄積され大きくなっていくと思います。
自分もここのブログやお客さんにも腰痛(特に動かして痛みが出る場合は絶対NG)があるときには、腰椎を動かす腹筋運動などではなく腰の前弯を維持したままで出来る運動を推奨しています。
実際には腰を下で支えているお尻周りや太ももの筋肉ですね。
スクワットはどちらも効果的に鍛えることが出来ますが、自分は三か所目の腰部ヘルニアをやって以降自分の体重より少し重い程度のバーベルを担ぐだけでしばらくすると腰が痛くなってきます。
スクワットとしたら大した重量ではないですが、上からバーベルの圧力が腰椎に加わることで
ヘルニアに影響を及ぼしてしまっているのは明らかです。
スクワットをする際は、慣れてきたら多少負荷をかけてやってあげるのも良いのですが無理せず、体の声を聞きながら調整してあげてください!
しかし時代が進むにつれて昔良かれと思っていたやられていた運動が実はあまり良くなかったみたいなことが出てきますねー!