50肩と腱板損傷

50肩と腱板損傷

問診票に50肩と書いてありよくよく肩の可動域をみてみると50肩の症状ではない方もいます。
肩を挙げるときに痛みがでると50肩だと思う人が多いですが、痛みがあっても可動制限がなく肩を頭上までしっかりと挙げることが出来る場合、50肩ではありません。

50肩は可動制限があるため例えば外転であれば角度が大きくなるほど痛みが増してきますし、正しい可動域まで動かすということが出来ません。

例えば外転時に60°~120°の間で痛みが出るけど挙げきってしまえば痛みがでないという場合では50肩ではなく、肩甲骨から上腕骨を結ぶ回旋筋腱板を痛めている可能性が高いです。

50肩の場合放っておいても時間の経過とともに痛みはなくなっていきます。
ただし、痛みはなくなっても可動域を改善させるように動かしていないと関節が拘縮し、可動制限が残ることはしばしばあります。

腱板損傷は一般的に自然治癒は期待できないと言われているので、(特に完全断裂の場合は手術治療が適応となることが多い。)何年経過しても痛みが経過しなかったり、可動制限がなければ50肩ではなく腱板を損傷している可能性も考えられます。

今週火曜雪予報になっていましたが、雨に変わっていますね。
最近少しずつ暖かくなっていますよね!
早く上着を着なくて平気な気温になってもらいたいです♪