腹筋による腰椎免荷

腹筋による腰椎免荷

腰痛があって病院に行くと運動をして腹筋を鍛えてください。と言われたことがある人もいるかと思います。
なぜそんなことを言われるのかというのは腹筋により腰椎の負担が減るためです。

腹筋に力を入れると腹圧が上昇します。
すると腹腔は半硬性体となり、空気圧を高くしたタイヤのように、弾力のある支持体となります。
これにより腰椎に掛かる負荷が約30%程度減少するといわれています。

この働きをする腹筋は腹横筋といい、腹筋の中でも最深層にあり、主にお腹を凹ますときに作動します。
なのでいわゆる前後に動かす腹筋運動などではなく、息を吸いお腹を凹ました状態をキープしたまま普通に呼吸をするだけでも鍛えることは出来ます。

腰が痛いといって病院などでコルセットを渡されることもあると思いますが、あれはコルセットをすることで筋肉の役割を補助していることになります。
腰椎へのストレスは軽減されますが、本来筋肉が果たす役割を奪っているため、ずっと付けている状態が長くなると筋肉が弱くなります。
そうすると外した時に腰椎が不安定になり、より負担が掛かりやすくなってしまうことがあるため注意が必要です。
痛みが落ち着いているときなどに自分で腹横筋を鍛え天然のコルセットを強化してあげることが大切です!

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